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弁護士・坂野 智憲 仙台弁護士会
医療事件が一般的な民事事件ともっとも異なる点は、被害の深刻さです。死亡事故や重い後遺症を残す事件も少なくありません。最終的には金銭賠償の形をとりますが、被害者としては、金銭そのものよりは、真相を究明して医療機関側に反省を求めたいとの気持ちが強いようです。
私が最初に携わった医療事件は、今でも忘れられません。分娩事故だったのですが、子供が5人いるご夫婦で、奥様が出産時に亡くなってしまいました。そのため、残された父親は何人かの子供を里子に出すことになり、この医療事故によって一家が離散してしまったのです。
事件としては勝訴的示談が成立したのですが、その後、相手方だった産科医が自殺されました。なんともやりきれない事件でした。
医療事件は、証拠がすべてです。カルテや画像を丹念に分析し、確証を探し出します。ただ、裁判に勝てる確証があったとしても、争わなくていい場合は、穏便に示談することを方針にしています。裁判になれば勝ち負けの世界ですから、相手方も反省の機会を逸しますし、感情的な対立にもなって、双方にとってよくないと考えているからです。
医療事故は、被害が元に戻ることはありません。それでも、事案の真相を解明し、少しでも納得して新しい未来を歩んでいけるように、弁護士としてお力添えいたします。
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経歴
- 宮城県仙台市青葉区生まれ
- 中央大学法学部卒
- 1990年 司法試験合格(司法修習第44期)
- 1992年 仙台弁護士会登録
- 1993年 坂野法律事務所開設
- 2004年 仙台市民オンブズマン代表
- 2007年 仙台弁護士会副会長
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歴任
- 財団法人交通事故紛争処理センター嘱託弁護士
- 仙台市消費生活センター指導担当弁護士
- 薬害肝炎東北弁護団事務局長
- 仙台医療問題研究会事務局長
- 医療事故情報センター理事
- 宮城県公務災害審査会会長
- 宮城県情報公開審査会会長
- カネボウ白斑被害対策東北弁護団団長
- 塩竃市都市計画審議会委員
- 塩竃市災害弔慰金審査会委員
- 仙台医療問題研究会代表
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主な取扱分野
医療事故・医療過誤・医療ミス/介護事故/保育事故/学校事故/交通事故(後遺障害)/労災・過労死
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現職
- B型肝炎被害対策東北弁護団事務局次長
弁護士・秋場 麗湖 仙台弁護士会
家族が医療機関を利用していたときの経験から、法律家として医療に関するお悩みをお持ちの方のお力になりたいと考えてきました。困っている方のお悩みを解決する一助となれるよう力を尽くします。離婚事件につきましては、女性の方の依頼のみお引き受けしています。お気軽にご連絡ください。
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経歴
- 山形県生まれ
- 新潟大学法学部卒
- 東北大学法科大学院卒
- 2014年 司法試験合格(司法修習第68期)
- 2016年 仙台弁護士会登録
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主な取扱分野
離婚事件/賃貸住宅トラブル/解雇・未払賃金などの労働事件/セクハラ/債務整理事件
仙台弁護士会所属委員会所属委員会・団体
- 仙台医療問題研究会
- B型肝炎被害対策弁護団
- 仙台弁護士会 民事弁護委員会
- 同 人権擁護委員会
- 同 災害復興支援特別委員会
- 同 貧困問題対策本部